● 新入りたち

10月19日に事務所で出会った子たちをご紹介します。

今日はネコさん。
右が新入りの色気猫で、左が輪ゴム猫のアーサーです。

アーサーは、子猫のころに、たすき掛けに輪ゴムを巻かれてしまいました。成長するにつれてゴムが肉に食い込んで膿んでしまい、ひどいところを発見＆レスキューされました。外科的な処置をされたあとは傷の治りもはやく、すっかり健康体になりましたが、いつも怯えた眼をしています。彼が一日もはやく、落ち着ける、安心できるおうちで、やさしい飼い主から愛情をかけてもらって、つらい過去を忘れられるよう、祈るばかりです。

色気猫さんは、新入りさんですが余裕たっぷりで、誰彼かまわず愛想を振りまいてくれます。初対面のワタシが勝手にケージを開けてカメラを入れても、ウフン、てなもんでした。すでに一時預かりをしてくださるおうちが決まっています。

そしてブタさん。まつげが長い!!!

ブタというか、イノシシというか、ウリ坊です。何週間か前にレスキューされて、まだこの小ささ。陽明山の中にある小学校が、校内に学習用のミニ牧場を持っており、この子の引き取りに興味があるということで、この日ちょうどSean がお見合いにいくところでした。子供たちに囲まれて、楽しい一生を送れるかもしれないので、がぜん期待に胸が躍ります。

新入り。ナンチャッテ柴犬の、大黄。

大黄は柴犬な色合いの、中型犬の男の子です。まだ若く甘えん坊で、ちょっとかまってやると目の色を変えてしがみついてきます。彼に会うひとみんなが、「あのキレイなワンコは誰？！」と思わず声をあげて走り寄らずにいられないという、脅威の新人です。

新入り。ナンチャッテシェパードの、ナポレオン。
威風堂々！

Sean に紹介されて会いに行ったナポレオン氏は、裏の個室で寝ていました。「トシだからねー」と言いながら、「ナポレオン、会いに来てくれたひとがいるよ」と突付くも、一向に眼を開けないナポレオン氏。顔を揉んでも、目をぐにぐにしても眼を開けないので思わずSean を見上げると、Sean もさすがに「うーんちょっとヤバそうだね…」とナポレオン氏に馬乗りに。首輪を掴んで何度か引き上げるて揺さぶられてやっと、「ん？ …ああ」 とぼんやーり眼を開けてくれて、心底ほっとしました。 ←という初対面で冷や汗をかきました。

「おおげさだよ。寝ていただけだよ」

ジャーマンシェパードとなにかのミックスです。老犬にしては体つきがしっかりして、新しい環境でもカリカリすることなく、誰に対してもとても心優しいです。静かに老後を送らせてくれるおうちが決まるといいのですが。

売れ残り子犬・スペンサー。

貰われていった兄弟犬ジャスパーに遅れを取ること数週間。スペンサーは今日も事務所で、大きな犬に負けじとチョコチョコしていました。呼びかけに対する反応もはやく、集中力もあるし勘もいい、頭のいい子犬です。フカフカの毛がかわいかったので、もっときれいになるように、洗ってやりました。ブラシをされて喜んでいました。みんな愛情に飢えています。

皮膚病隔離中ワンコ。

AT のスラング？で、皮膚病で毛がないワンコを、「ピッグドッグ」と呼びます… （白剥けでブタさんみたいだからです。ひどいですね）。写真の彼は、名前は失念してしまいましたが、これでもかなり良くなっています。だいぶ毛が生えてきて、事務所に来るひとに興味を持つまでに、精神的にも回復してきています。ネコさんのケージがある部屋にいるのですが、ネコさんに意地悪することもなくいつも静かにしている、いい子です。（でも彼を見ていると「SFX の映画でこういうキャラいたなあ」という不謹慎な思いを禁じ得ません）

おさんぽです。

「みんな！遅いぞ！」

今日はボランティアのＯさん、そしてＪと一緒にお散歩に行きました。連れて行ったワンコは車椅子のアリエル、洗ったばかりのスペンサー、そして脱走魔のホワイティです。

アリエルは車椅子ですが、お散歩が大好きです。水溜りを見つけようものなら突進して行きます。草むらにもどんどん入って行きます。２ＷＤでもオフロードです。ホワイティは陽気なオス犬なのですが脱走魔で、たまに首輪抜けもするので注意が必要です。他の犬との相性の合う・合わないがあるうえに散歩で引くので、おさんぽのときに避けられがちです。今日は日ごろの憂さを晴らすかのようにゲハゲハ言いながら引いていました。スペンサーはまだ子犬で、散歩の楽さがまだわからないようでした。座り込んだりしていました。毎日楽しくお散歩させてくれるいいおうちが見つかるといいね。


「俺と秋晴れの下をお散歩しようぜ！長いベロは自前だぜ！」

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